~瓦を結び、人を結び、心を結ぶ~

1400年の歴史を持つ、日本の屋根瓦。そして屋根の中で、瓦と瓦の結び目のような役割を担ってきた『鬼瓦』。その結び目に、古代から日本人は美を意識し、家の繁栄を願い、富の象徴としてきました。

鬼瓦を造る職人は『鬼師』と呼ばれ、古くは旅職人として全国を渡り歩き、他流試合を通して技を高めあいました。その技に教科書などはなく、やがて先輩職人から後輩職人へ伝承される歴史の中で、美しさを引き出す「基本の比率」が生まれます。職人から職人へと受け継がれてきた技術の伝承もまた、鬼瓦が人と人との結び目になっていたように思えます。

そして今、受け継がれたデザインはそのままに、鬼瓦は屋根を離れて飾り棚へと居場所を変えました。瓦と瓦を結んできた鬼瓦が、日本の美と職人の手仕事を愛する、同じ感性を持った人の心と心を結びます。

数珠掛け若葉

雲水吹流し

菊水吹流し

菊水(透かし)