~薄れゆく伝統を、現代のライフスタイルへ~

古来から日本人の生活と密接に結びついてきた「職人の手仕事」によるモノの数々。

そこには「用の美」として洗練されてきたデザインと、人々の営みから生まれる願いや想いが込められています。本来の場所や用途で使われる機会は減っても、現代のライフスタイルの中でその想いを感じたい。そんな要望から「卓上鬼瓦~結銀~」は生まれました。

100年以上鬼瓦のみを作り続けてきた職人集団だからこそできた、屋根にある鬼瓦の置物化(A4サイズ)。屋根の上でずっと使われ続けてきた鬼瓦固有の色とデザインは、屋根を離れても人々の生活に寄り添い続けます。

~基本の比率~

鬼瓦には、美しさを引き出す『基本の比率』があります。

それは一人の天才デザイナーが編み出したのもではなく、屋根で使われ続ける歴史の中で「用の美」として洗練されたバランスです。

屋根に乗った時に最も美しく見えるように・・・・・・

幾多の職人たちの想いから生まれたこの比率に従い、卓上鬼瓦~結銀~の図面は描かれています。

~瓦の色『いぶし銀』~

瓦独特のこの色は「いぶし銀色」と呼ばれ、絢爛豪華ではないけれどクールなカッコ良さを表す「いぶし銀」の語源とも言われます。

焼成後、窯の温度が920℃前後の段階で窯を密閉し、炭化水素ガス(かつては松の枝や幹)を入れることで窯の中で強制的に不完全燃焼を起こします。この薫化工程(英語ではスモーク。「燻し」は訓読みで「いぶし」)により、表面に炭素被膜が作られて生まれる色です。

釉薬を使用せずに発色するため、金べらによる掘り込みや「面取り」が釉薬でぼやけることなくシャープに焼きあがります。また、製品を粗成形後にすべての面を金べらで磨くことにより、いぶし銀の発色が際立ちます。